化石化した巻貝(ツリテラ)にアゲートが浸透したツリテラアゲート・フォッシルです。
青い半透明の部分が瑪瑙化してます。
丸い輪やその破片が巻貝の殻なのだと思います。
黒い部分は母岩のような石や岩でしょうか。
ツリテラアゲートは黒い母岩が多いようです。
化石化したツリテラの殻の破片が巻貝の名残りを残す螺旋状になってたり
数珠状になって混入しているものがほとんどで、こちらのように半透明のブルーの瑪瑙化は珍しいかもしれません。
アゲートの浸透により、巻貝の中で大きな景色を生み出しているのは
まるでランドスケープストーンのよう。
月夜の黒い森の中で妖精たちが騒いでいるような、ファンタジックな風景です。
宗教画のようなレイアウトはどこか中世っぽいですね。
こちらは研磨剤の浸透と思われる緑色のインクルージョンがありますので、価格を抑えております。
5cm前後のサイズのあるルースなのでほとんど目立ちませんが、かなりお買い得になっております。
ナチュラルな青い瑪瑙はそれだけでとてもレアで価値があります。
ツリテラアゲートにここまで大きなブルーメノウが入っているのはとても貴重です。
Turtella Fossil Aagate
51x24x4mm
43.9cts./8.7g
アフリカ産
アゲートはカルセドニーと兄弟のような鉱物で、岩石や砂礫の間の沈殿物から形成されます。フォッシル・シェルのような貝化石は貝の成分が他の成分と融合してアゲートを形成するように、アゲートは微生物などの媒介や他の成分の置換によって結晶化された鉱物でもあります。アゲートの強い守護力はさまざまな要素の融合や協力によって生まれて形成される鉱物だからからかもしれません。
アゲートには渦状のデザインをしたものが多く、護符として愛され、また富や健康をもたらすと言う言い伝えがあるのは、アゲートに周囲の悪い気を封じ込める力があるのかもしれません。
ツリテラは巻貝の名前。ツリテラアゲートは、この巻貝が化石化したものにアゲートが浸透したものと思われます。原産地にアメリカのワイオミング州があるそうです。
ツリテラアゲートに青い瑪瑙が入っているのは稀なので、卸元のインドからツリテラ・フォッシルとして入荷しました。アゲートですと透明〜半透明になりますので、石としては化石=フォッシルになると思われます。
こちらは螺旋を描く巻貝の中でアゲートが作り出した光景がカットになっています。貝の中の世界なんて何てロマンチック♪と思いました。アゲートが浸透することで有機的(オーガニック)な貝の世界が図案化されたようなデザイン。黒い母岩とのコントラストも絶妙です。
入荷したのは2年前なのですが、手放すのが惜しくてずっとマイコレクションになってました。中々ここまで大きくブルーがきれいに瑪瑙化されたものはありませんし、またその瑪瑙がきれいなサークルの中でデザイン化されているのはもうお目にかかることもないような気がします。アンシンメトリーなカットで瑪瑙部分をボトムスにレイアウトしたのも職人さんの優れたセンスです。
販売価格 |
SOLD OUT |
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型番 | AGA0148LS |