ブラジルのミナスジェライス州のシトリンのトライゴーニッククォーツ。
非常に珍しい?シトリンのトライゴーニック
今年のNewfoundだそうです。
クォーツを形成する珪素の量が多いために、このように上へ上へと重なるように覆いかぶさって成長したのだとか。
そのため、ゴツゴツとエレスチャル化しています。
一度手にしたら手放せなくなってしまい(^^ゞ
やはりとてもパワフル・・・というか頼もしい感じです。
ファセットのワニ皮のような表皮がトライゴーニックっぽくなっていますがほぼツルツル
形の美しさと照り返った輝きの強さに惹かれました。
上へ上へと覆い被さろうとして成長する勢いのよさは、強い成長力、生命力を感じます。
中には虹も見え、根元もセルフヒールドが始まっています。
ダイヤモンドのような強固な意志、透明感が輝きの強さを生んでいます。
Citrine, Trigonic Quartz, Clear Quartz, Rock Crystal(水晶、クリスタル)
29x28x36mm
19g
Araçuaí, Minas Gerais, Brazil
石英の中で黄色い水晶をシトリン(黄水晶)といいます。名前の由来は黄色い柑橘類のシトロンから来ています。六角柱の形状が多いため、ポイント型でも発掘されます。天然のシトリンはとても少ないため、放射線処理されるものが一般的です。熱処理がされていなシトリンはブラウンカラーに近く、自然なシトリンは稀で貴重な一品です。
古来より強力な金運をもたらす石として信じられ、商売繁盛や富を運ぶ「幸運の石」として重宝されている鉱物です。神経をリラックスさせ、ストレスから解放する力があると言われています。
トライゴーニッククォーツは、アイスクリスタルの一種でもあり、ブラジルやヒマラヤなどで産出されます。主な産地はブラジルで、ヒマラヤではアイスクリスタルにトライゴーニックが現れるものが多いようです。
トライゴーニッククォーツと呼ばれるものには二つの特徴があります。
・▽印(トライゴーニック)がファセットに入っていること。
・溶けただれたようなアイシーな形態(アイスクリスタル)
この二つの特徴はトライゴーニック・クォーツの成り立ちにも関わっていると思います。
レコードキーパーが上に向いた△印がであるのは、植物が上に向かって伸びるように水晶が成長するマークでもあります。反対にトライゴーニックは印が下を向いていますので、上からのエネルギーがかかっている、浴びていると言えます。
このエネルギーは地殻の中で起きているかもしれませんし、宇宙線のような遠くからかもしれません。
宇宙線はあらゆる物体を通り抜けて地上に降り注ぐので、地下に眠る鉱物が浴びても不思議ではないと思うのです。
シトリンは自然の放射線を受けて色変化を起こしていると言われています。ブラウンやイエローカラーのシトリンは、現世利益やグラウンディングに適したクォーツ。同じ原理で紫色になったアメジストが霊感や愛の石なのと対照的です。そのため、トライゴーニッククォーツの持つメッセージがより現実的、肉体的レベルで発揮されると思います。
天然のシトリンはとても貴重。しかもトライゴーニックですから、産出量も限られて来るのではないかと思います。珪素の分量が多いということで、強固で硬質な感触。珪素の成分が多いと言えば、「センティエント・プラズマクリスタル」というコロンビア産の水晶がありますが、透明度の高さで知られています。こちらは透明度ではなく幾重にも覆われることで成長したようです。大きさの割に密度の高さ、重さを感じます。