透明度の高い良質な水晶が採れるヒマラヤ産の水晶
チベットにあるカイラス山で採れたカイラス水晶す。
こちらはミニサイズながらカテドラル。
お尻はセルフヒールドされていますが、カイラスクォーツのこの形はハーキマーのような両剣ではないかと思うのです。
少しリモナイトのようなイエローの影響が見られます。
ゴールデンヒーラーのヒマラヤ水晶もありますが、とても珍しいです。
触るととても冷たくて、レムリアンと比べてみましたがこちらのカイラスクォーツの方が冷たかったです。
柱面のある面はデジタルなカテドラル、別の面はバーコードのようなレッジが細かく入っていて、とても要素の多いクリスタルです。
やはり聖地の石の特別な力かなと思います。
透明度が高く、虹も見えます。
場所柄曇った石が多いそうなので、こちらのようにクリアなカイラスクォーツは貴重らしいです。
カイラス山は、仏教(特にチベット仏教)、ボン教、ヒンドゥー教、ジャイナ教で聖地とされるとか。
詳しくは
ウィキに載っていますが、聖地の石に弱い店主です(^^ゞ
やはり聖地は土地のエネルギーが強い所に集まることが多く。
エルサレムもですが複数の宗教が奪い合う程、聖地には特別な意味があると思うのです。
カイラス山も多くの宗教の聖地になっており、考えてみるとインド周辺は宗教の発祥がとても多いですね。
高山地帯の鉱物採取は想像を絶する厳しさです。
カイラス山の採掘も聖地故厳しい規制が敷かれているそうです。
Clear Quartz, Rock Crystal(水晶、クリスタル)
37x24x21mm
22g
Kailash, Tibet
卸元解説書付き
インド亜大陸がユーラシア大陸にドッキングして生まれたヒマラヤ山脈。その激しい造山活動によって生まれたのがヒマラヤ水晶です。地中の亀裂(ベイン)に染み込んだ石英から生まれる水晶は、小さなポケットが多く、一度にたくさん採れません。ヒマラヤ水晶は様々な形をした個性的な水晶が多いのですが、違うベインからは異なる形の水晶が発掘されるためだとか。そのため、バラエティに富んでいてユニークな形が多いのでしょう。
【卸元解説】仏教では、周囲の峰や聖なる湖で形成される曼荼羅の中心にそびえる須弥山として崇められ、チベット語でカン・リンポチェ(尊い雪山)、カンティセ(魂の山)と呼ばれる聖地「カイラス山」は、ヒンドゥー教では、山頂でシヴァ神が女神パルヴァティと共に瞑想するという伝説が残る神々の山です。
さらに、ボン教、ジャイナ教など多くの宗教の聖地でもあるため、標高6,656mの単独峰・カイラスは多くの信者が憧れる巡礼の山として篤く守られ、現在も登頂を許されていない未踏峰の聖山です。
1930年代、イタリアのチベット学者はカイラスを「世界の中心として天と地を繋ぎ、神々が住まう水晶の宮殿」と紹介。かつてチベット仏教の僧侶は霊山の水晶をいただくことを尊い修行のひとつとしていました。
ネパール側から入境し手掘りで採掘される水晶は、雪のように純白の根元から上部に向かって清らかな透明に変化、表面をうっすら覆う褐鉄鉱により朝日を浴びたように金色に変化した結晶も見られます。
カイラスクォーツのことを調べていると、上に昇るエネルギーがあるという感想を見つけたのですが、人差し指を上に向けているようなクォーツがあったり、まさにカイラスクォーツのその性質を表しているものだと思います。ぐんぐんと上に昇るエネルギーによって築かれた独立峰のカイラス山。天へ上るエネルギーがとても強いのだと思います。
サンスクリット語で「水晶」を意味するカイラス。独立峰の見た目が似ているからか、水晶がたくさん採れたのか、その両方なのかもしれません。上へぐんぐん伸びる水晶の性質そのままのネーミングのカイラス山。多くの宗教の信者がそこに神秘的なものを感じたのは、何か他と違ったものを感じるからでしょう。
ちなみに、サンスクリット語は梵語とも呼ばれ、東南アジアで使われていた古代語で、日本語との共通点も多い言語なのです。仏教と共に日本に入って来たため、日本語と似ている言葉があったりするのですが、日本語のように定冠詞や不定冠詞のないサンスクリット語は、ラテン語や古代ギリシャ語、現代ロシア語に通じる点もあり、その言語概念は複数の座標を持つ宇宙的な多神教の世界です。
富士山のような単独峰が一神教の象徴ならば、ヒマラヤ山脈のような連邦はまるで多神教の山々です。一神教の時代の終わりに、カイラスクォーツのメッセージはメタフィジカルなものがあるように思います。