コンゴ産のシトリン。
コンゴやザンビアなどアフリカの大地溝帯の南のエリアでは、いかにもアフリカらしい太陽いっぱいの明るいシトリンが採れますね。
シトリンの多くは加熱処理で色を出しているので、天然のシトリンはとても貴重です。
コンゴ産のシトリンは天然のものが流通しています。
最近ではクンダリーニクォーツと呼ばれることが多いようです。
根本にたくさんの小さなクラスターを抱えたアバンダンスのシトリンです。
とても特徴的な形状のため、別の名前が付いたのかもしれません。
メインファセットには七色の虹が入っており、モンドクォーツを思い出します。
植物的なフォルムで、根本のベースがしっかりしているため、クンダリーニと呼ばれているのでしょうか。
クンダリーニは基底のチャクラで、シトリンが示す太陽神経叢の第3チャクラではありません。
ここはルートチャクラと呼ばれる第一チャクラで、赤色に象徴されます。
ポイント部分は透明感のある真鍮色で上品なシトリンカラー。
大きなキーがざっくり入っています。
アバンダンス部分のクォーツにも虹が観られます。
CITRINE(黄水晶)
77x30x25mm
47g
Lwena, Congo
石英の中で黄色い水晶をシトリン(黄水晶)といいます。名前の由来は黄色い柑橘類のシトロンから来ています。六角柱の形状が多いため、ポイント型でも発掘されます。天然のシトリンはとても少ないため、放射線処理されるものが一般的です。熱処理がされていなシトリンはブラウンカラーに近く、自然なシトリンは稀で貴重な一品です。
シトリンは自然の放射線を受けて色変化を起こしていると言われています。ブラウンやイエローカラーのシトリンは、現世利益やグラウンディングに適したクォーツ。同じ原理で紫色になったアメジストが霊感や愛の石なのと対照的で、現実的、肉体的レベルで発揮されると思います。
古来より強力な金運をもたらす石として信じられ、商売繁盛や富を運ぶ「幸運の石」として重宝されている鉱物です。神経をリラックスさせ、ストレスから解放する力があると言われています。
黄色やブラウン味が強いシトリンはとても力強いですが、真鍮色のシトリンもフェミニンで大好きな輝きです。花束のようなアバンダンスのクンダリーニクォーツは、豊かさを意味するアバンダンスとシトリンの現世利益的な効果も相まって、ポイント部分は短い物が多いのにも関わらず、とても人気が高い石です。
蓮の花をバックにお釈迦様が座禅を組んだ姿のようなクンダリーニクォーツ。お釈迦様の黄金像のイメージも浮かびます。ヨガの名前が付いたのは基底のチャクラからエネルギーが上に向かって広がるようなイメージがこの石にあるからかもしれません。