パキスタン産のスモーキーカテドラル。
スモーキークォーツもパキスタン産のクォーツもたくさん扱って来たつもりですが、パキスタン産のスモーキークォーツはどうやら当店では初めてでした。
こちらはスモーキーグレーなクォーツで、表面にシリカ?が滲み出ています。
乾燥すると出て来るようで、オイルで保湿すると一ヵ月くらい透明になります。
まだ生きている水晶なんですね。
こちらのポイントは3か月前に塗布しています。
とても形のよいスモーキーのカテドラル。
しかも小さな黒い粒はトルマリンです。
今年採掘されたばかりの新入荷。
カテドラルの形がよい物をセレクトし、現地より直接取り寄せました。
画像にはないですが、お尻の方には強い虹も見えます。
底面のセルフクリスタライズドが大変見事です。
カテドラル特有のデジタルなバーコードのような柱面の隆起。
スカルドゥでは今年は面白い水晶が採れてまして、スモーキーアメジストに表面が白く結晶化したものです。
こちらもスモーキーですが、限りなくアメジストに近いように思います。
まだ水晶が呼吸しているせいでしょうか、表面はしっとりとしてて独特のシルキーさがあります。
Smoky Quartz
74x40x33mm
118g
Skardu, Pakistan
スモーキー・クォーツは和名が煙水晶でそのまんまなのですが、茶色をしているので水晶の中でもグラウンディングに適した石でもあります。古くから「悪霊払いの石」として有名で、邪気を寄せ付けず持ち主を護ります。マラウィやナミビアなどアフリカには良質なスモーキークォーツの産地があります。マラウィはエジリンの産地でスモーキークォーツと共生しているものもあります。
アメリカのヒーラーのJ・ドウ女史によると、スモーキークォーツは肉体に働きかける力がクリアクォーツよりも強く、エネルギーの影や不透明な部分に浸透しやすいとのことです。パワフルで明晰さを象徴しています。
鉱物は大きく分けて、肉体や感情に働きかける地球派な石と、精神や直感に働きかける宇宙派な石があると思います。地球派はグラウンディングをもたらし、宇宙派はイマジネーションをもたらしてくれます。首から下のボディのチャクラは前者、首から上の頭部のチャクラは後者に当たると思います。スモーキークォーツのアーシーなエネルギーは地球派代表といったところでしょうか。透明なクリスタルが精神や見えない世界の入り口のような石であるのに対し、スモーキークォーツはより地球や生命といったものを理解することを助けてくれる気がします。
カテドラルクォーツは「宇宙のコンピューター」と言われていますが、意識体のような独特の存在感と知性を感じさせます。スモーキークォーツやアメジストは放射線の影響もあるので、さらにエネルギーが追加された感じです。
パキスタン北部のスカルドゥはヒマラヤ山脈地帯の西側で、大陸との衝突により激しい歪みが生じたエリア。またお隣のバングラデシュの独立は今年最大のニュースでもありました。
カテドラルはレアというわけじゃないですが、出会うとインパクトがあります。そんなカテドラルクォーツがまとまって産出され、今回ご縁があって入荷したのは、それなりに意味があることだったのかもしれません。