ミナスジェライス州のイチンガで産出されるスモーキークォーツのカテドラル。
先に出したスモーキーシトリンと兄妹のようなよく似た雰囲気のカテドラル。
透明度が高くジュエリーのような輝きです。
こちらはファセットのレコードキーパーがあまりにも特徴的なので連れて帰りました。
帯のように大きく入ったトライアングルのグランドレコードキーパー。
エッジはシャープでカテドラルも彫刻のように立体的。
硬質なスモーキークォーツです。
正面の食い込みはセルフヒールドされており、細かい結晶のヒダが見事です。
大きな干渉が二点あり、一つは柱面の角にくっきりと衝撃が記録されています。
もう一つは柱面の真ん中で、そこから上に向かってカテドラルが成長したようです。
まるで何かの衝撃がこの石を目覚めさせたかのよう。
底面もセルフヒールドされています。
レムリアンレッジが入り鏡面のようにツルツルな面と、カテドラルの縦の線が地割れや細胞のように入っている面があります。
とってもゴージャスなのに、どこか親しみやすさがあるのはスモーキクォーツだからでしょうか?
まるでこちらに語り掛けているかのように、様々なインスピレーションを与えてくれます。
Smoky Quarz
83x41x33mm
166g
Jenipapo district, Itinga, Minas Gerais, Brazil
スモーキー・クォーツは和名が煙水晶でそのまんまなのですが、茶色をしているので水晶の中でもグラウンディングに適した石でもあります。古くから「悪霊払いの石」として有名で、邪気を寄せ付けず持ち主を護ります。アメジストのように自然放射線の影響を受けており、何らかの地殻変動を経験しているため、そのメッセージは多彩です。
アメリカのヒーラーのJ・ドウ女史によると、スモーキークォーツは肉体に働きかける力がクリアクォーツよりも強く、エネルギーの影や不透明な部分に浸透しやすいとのことです。パワフルで明晰さを象徴しています。
とても立派なレコードキーパーが現れたスモーキーシトリンのカテドラル。カテドラルの凄みと、スモーキーシトリンの風格が合わさったとても堂々としたクリスタルです。カテドラルが「宇宙の図書館」と言われる謂れがよくわかるような、デジタルなバーコードとその上にトライゴーニックのような刻印が散りばめられたように現れています。
ファセットに覆いかぶさるように成長したカテドラルはエレスチャルのようでもあります。ジュエリーのような透明感のスモーキーシトリンはイティンガ産の特有だそう。イティンガはトルマリンの産地でもあるアラスアイの北20kmほどにあり、トライゴーニッククォーツの産地でもあるグラン・モゴルも近くのエリアに見えます。
干渉部分に虹が見えますが、その先の内部にもアイリスクォーツのようなきれいな虹が入っています。