アメジストのアイスクリスタル。
1kg越えの最大サイズです。
アメジスト・アイスクリスタルは雷の影響や溶解もあって、半分に割れているものが多いのですが、こちらは全てのファセットが整っている希少なタイプ。
大きさも形も申し分なく、威風堂々としていてとても立派です。
しかもなぜかこちらだけ先っぽがキンキンとなるシンギングクリスタルになっています。
クローライトの緑が少し見えます。
最初にご紹介したのは2019年の秋頃だったのですが、今思うと私はその時石の力以外はこの石の価値をよくわかっていなかったなあと思います。
そもそもなぜこの石にこんなに高い価値が付いているのか、鉱物学的な理由がよくわかってなかったですね。
業者さんもあまりわかっていない感じでしたが(笑)
そもそもアイスクリスタルというのは、ヒマラヤの高地でしか産出されない石なんですね。
ブラジルでも一部出ているようですが、産出量は少なく稀です。
温暖化によりヒマラヤの雪が溶けて、見つかるようになった石なのです。
そんな世界でも一か所、地球の天辺でしか採れないタイプの水晶が、ブラジルの東端から発掘された。
しかもヒマラヤのアイスクリスタルにはないアメジストの色付きで。
これはアイスクリスタルにさらに高温の熱変化が起きたものなので、鉱物学的にどんな生成過程があったのかさっぱりわかりません。
どうりでこの石に非常に高い価値、しかも水晶ポイントの原型を残すものはとても高価なのが納得行きました。
アメジストのアイスクリスタルは今の所世界でここだけのようです。
しかもご紹介している石はファセットが残っていてトライゴーニックもバンバン入っている。
ヒマラヤのアイスクリスタルは原型をとどめていないか、表面がただれた程度のどちらかが多く、アメジスト・アイスクリスタルのように両方の作用が熱変化と共に劇的に起きていたりはしません。
しかもこのアイスクリスタルは天辺が平らなC面が起きています。
これも水晶の形態としては鉱物学的にとても珍しいものです。
普通はポイントはタビーのように尖らなくても、平らな面になりませんからね。
こちらは完全なC面ではないですが、上から強い力が加わっているようで、これがトライゴーニックにも現れているのかもしれません。
後の情報で産地のセアラ州は雷がとても多い地域で、アメジストの熱変化もライトニングのせいだとも言われています。
そのため、半分になったり欠片になったりしているものが多いです。
アイス部分の再結晶が激しく、溶けただれているので脆いと思われるかもしれませんが、実はとても硬いです。
慈愛の色の紫が頂点から下へ、まるで上から浴びるように真っすぐ入っています。
アメジストの慈愛と癒しに満ちたアイスクリスタル
トライゴーニックは宇宙からのメッセージでもあることを伝えています。
台座付でインテリアにもいいです。
アメジストのアイスクリスタルは、光を通すとより一層その美しさが響きます。
強い虹も見えます。
Amethyst (紫水晶)
162x92x85mm
1043g
Ceará, Brazil
台座付
販売価格 |
SOLD OUT |
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型番 | AME331SP |