鮮やかなブルーが美しいローザサイト
クリソコラやマラカイトなど孔雀石のお仲間です。
銅鉱床の鉱物はこういう色が生まれますね。
鮮やかなブルーに塊状の結晶。
裏面の母岩部分の発色も素晴らしく。ブラウンは銅でしょうか。
黒いのはゲーサイトという情報もあります。
標本サイズのミニ鉱物。
コレクションにどうぞ。
Rosasite(亜鉛孔雀石)
34x27x26mm
26g
Ojuela Mine, Mapimi, Mun. de mapimi, Durango, Mexico
ローザサイトは亜鉛銅鉱の酸化によって生まれた二次鉱物です。銅鉱物のマラカイトと亜鉛鉱物のジンクロザサイトの中間鉱物。成分中の銅成分の比率によって青や緑色の色味が変わります。球粒状の結晶がよく見られます。原産地のイタリアのサルジニア島のRosaにちなんで名づけられました。
中間鉱物なので、マラカイトやセレナイト、ヘミモルファイト、カルサイトなどその他鉱物と共生して発掘されます。標本クラスのものはメキシコで産出されます。
直感力や霊性を高める働きがあると言われています。
鉱物を見ていると時々地球の創世期を見ているような錯覚に囚われます。地殻変動によって出来たのですから鉱物にはその記憶が宿っていても不思議ではないかもしれないですね。ローザサイトやクリソコラのような銅鉱床の鉱物は、原始地球のようなイメージを刺激しますが、それは銅が地球にたくさん眠っているからかもしれません。
ミニ地球をギュッと閉じ込めたようなローザサイトの原石は地球の持つ最も美しい色が凝縮されているようです。クリソコラやヘミモルファイトなど、銅鉱物のブルーはとても色鮮やか。癒しの力を感じます。まるで地球という惑星の癒しの部分を担当しているかのような。銅鉱床の産物は魅力的なブルーを産出します。