「天使の石」というネーミングがふさわしい
パステルブルーのやさしい色合いのエンジェライト
エンジェライトは青い部分だけでなく、雪のように白い漆喰の母岩もとても素敵なのです。
ヨーロッパの白い街のようなアンニュイさと儚さがありますね。
少しグレイッシュなブルーなのがエンジェライトの魅力です。
不安な気持ちをなだめてくれます。
Angelite(硬石膏)
34x31x17mm
23g
Peru
エンジェライトはセレスタイトとよく似た色をしています。それもそのはず、エンジェライトは長い時間をかけてセレスタイトが圧縮されたもので、両者の成分や特性も共通している部分が多いです。青色はストロンチウムの成分です。エンジェライトは主に南米ペルーのナスカで産出されます。
エンジェライトはアンハイドライトという石膏の鉱物の一種でもあります。石膏といえば、セレナイトも石膏の鉱物です。石膏の鉱物はどれも硬度が低いですが、とてもやさしい石ばかりです。
エンジェライトはルースに加工されたものより原石や鉱物の方がセレスタイトのように透明感のある美しいブルーをしています。
ペルー産のエンジェライト。クリソコラやジェムシリカ、ロードクロサイトやピンクオパールやブルーオパールなど、女性的な癒しの力が強い石がペルーからよく産出されます。ブルーオパールによく似た色味のエンジェライト。最近気になるエリアです。
私はエンジェライトは傷(メンタル)を治すような癒しの石だと思っていましたが、実はネガティブな作用に対する防御の働きもすることに気が付きました。
儚げで強そうには見えない石ですが、ブルーグレーのまるで大気圏のような色は、人の上の方にある部分に働きかけるようです。
何故か鬱々としたり、気分が優れないというのは、必ずしも個人的なものとは限りません。集合的無意識のような繋がっている部分から夢や無意識を通してやって来ることもあり、ネガティブなエネルギーに対して、意外とエンジェライトのような天使系の石はシールドのような効果を発揮するようです。