マダガスカル産のシトリン。
初めての入荷かもしれません。
シトリンは豊富なバリエーションのある色味ですが、こちらは蛍光色のレモンイエロー。
真鍮に近いような明るさのあるシトリンで、まさに黄金色です。
そして薄っすらファントムが入っており、上の方はスモーキー、真ん中あたりで白い部分が山状になっているのがわかります。
エッジも鋭く、とても硬質なシトリンです。
ナチュラルで非加熱。
ファセットにも二段階の成長した跡があり、ファントムもありますので、何度も再成長しているのではないかと思います。
再成長を繰り返しているからでしょうか。
両ポイント共、表面のレッジがモールス信号のように厚くなっていたり、凹凸があったりするのが興味深いです。
クロスしている方のポイントも輝きが強く、透明感も抜群。
ポイントのファセットに欠けがあります。
後ろ側なので、気づきにくいと思います。
CITRINE(黄水晶)
108x45x49mm
128g
Tsarafara, Madagascar
石英の中で黄色い水晶をシトリン(黄水晶)といいます。名前の由来は黄色い柑橘類のシトロンから来ています。六角柱の形状が多いため、ポイント型でも発掘されます。天然のシトリンはとても少ないため、放射線処理されるものが一般的です。熱処理がされていなシトリンはブラウンカラーに近く、自然なシトリンは稀で貴重な一品です。
シトリンは自然の放射線を受けて色変化を起こしていると言われています。ブラウンやイエローカラーのシトリンは、現世利益やグラウンディングに適したクォーツ。同じ原理で紫色になったアメジストが霊感や愛の石なのと対照的で、現実的、肉体的レベルで発揮されると思います。
古来より強力な金運をもたらす石として信じられ、商売繁盛や富を運ぶ「幸運の石」として重宝されている鉱物です。神経をリラックスさせ、ストレスから解放する力があると言われています。
アフリカの象徴のような石のシトリン。黄金色に輝き、太陽の光をいっぱい浴びて生まれたような石。豊かさと自信、自己肯定感を促し、現実感覚を強くさせてくれます。太陽神経叢の第三チャクラに働きかけ、体力や気力にも影響します。
青い石が司る直感とは別の本能的で野性的な勘を甦らせるのが黄色やオレンジが象徴する第三チャクラのエネルギーです。グラウンディングを促し大地や地球との繋がりも強めてくれます。
再成長の跡がよく見られるこちらのシトリン・ファントムは、マダガスカル産ということもあり、地殻変動が多い地形なので、その影響もあるのかもしれません。石のたくましさ、明るさを強く感じさせます。持ち主にもそのような影響を及ぼすでしょう。