カバンサイトの母岩付き原石です。
カバンサイトの魅力は何といっても鮮やかなブルーですが
実物を見ると母岩もかなり魅力的です。
ラメのようにキラキラしていて御影石のようですが
白い部分は小さなクリスタルの結晶のようです。
ベージュとオフホワイトの組み合わせが
主役の鮮やかなブルーをとてもよく引き立てています。
カバンサイトが母岩付で流通しているのよくわかります。
中には母岩付のペンダントトップもあって
母岩の方が大きかったりしますが
母岩もそれだけ美しいからなんですね。
こちらは3gのミニサイズの原石。
ペンダントトップなどのアクセサリー仕様にしやすい大きさです。
原石とはいえ、観賞用にもアクセ用にも利用できる
美しいタイプを選びました。
鉱物名___CAVANSITE CRYSTAL
サイズ___25x14mm
重さ____15.2cts./3.4g
原産地___インド
鮮やかな青色の主成分はバナジウムです。ミネラルウォーターに入っている健康効果の高い成分です。カバンサイトの清々しいブルーは実際身体にも好ましい影響をもたらすのでしょう。
最初に発見されたのはアメリカのオレゴン州で、1973年のことです。かなり新しい鉱物なのですね。翌年にラリマーが発見されており、この時期に青い石の鉱物が立て続けに地上に現れ人類に発見されたということになります。しかし、カバンサイトはその後産出されなくなり、90年代の終りにインドのバナジウムが多い地域で大きな鉱山が発見されました。そのため、この地域のカバンサイトはとても青い色をしています。
カバンサイトは直感力を強くするのに最適な石だとされていますが、それはこの石の青が海の青のように澄んでいるからかもしれません。カバンサイトは直感力を鍛えるだけでなく、恐怖心を取り除く効能があるようですが、イライラしたり神経が高ぶりやすい時に興奮した神経や感情をなだめ抑える力があるように思います。
カバンサイトの青はや母岩のキラキラと点滅する輝きは宇宙の星々の輝きや隕石のような質感があります。カバンサイトには宇宙の原理原則や物事の本質、数学的な美しさを感じます。それは泥臭い現実や人間関係などを忘れさせ、私たちはの魂はもっと大きな流れや使命の中に存在することを思い出させてくれる力です。日常の気持ちの疲れや苛立ちの多くは、誰しもが持って地上に降り立ったはずの気高い使命とそれに対して相容れない現実への失望だったりします。カバンサイトにはもう一度自分の美しさ、魂の美しさに立ち返ることで生身の体を持つ私たちの心を癒してくれるような気がします。