春の野原のような緑色と満開の桜のようなピンク
春らしい季節のジャスパー
オーシャンジャスパーです。
オーシャンジャスパーは魚眼やイクラのような
二重円のサークル模様がたくさん規則的に表れる石ですが
こちらのように円形にならずヒダ状に模様が重なったような石もあります。
まったく違うデザインなのにオーシャンジャスパーだとわかるのは
ベースの緑と対照的な二色の対比でしょうか。
こちらも緑色とピンクの鮮やかな組み合わせ。
桃色部分に白が入っていてお花のような、炎のような面白いデザインです。
鮮やかな緑とサーモンピンクのコントラストが持ち味のオーシャンジャスパー。
緑色がユナカイトのような若草色で春めいています。
桜餅みたいですね(^^ゞ
ピンク色の右下部分がアゲート質になっており少し半透明になっています。
全体的にアゲート質が強いので石の色が滲み出るように見えると思います。
ジャスパーにしては透明感のあるジャスパーとなっています。
滑らかに研磨されカットされた美品です。
鉱物名____Ocean jasper
サイズ____30×20x5mm
重さ_____23.5cts./4.7g
石の処理___天然無処理
原産地____マダガスカル
オーシャンジャスパーが初めて発見されたのは1999年。今の所マダガスカルのみで、透明な玉髄(カルセドニー)に魚眼状のジャスパーが密集したオーシャンジャスパーは、とても少ないそうです。ほとんどが不透明で魚眼の形も崩れているのがほとんどですが、そのような一部のハイクオリティなオーシャンジャスパーでなくても、カラフルで個性的なデザインのものがとても多いため、ジャスパーの中でも特に人気が高い石です。
尚、オーシャンジャスパーが最初に発見されたのは、引き潮で現れた海岸線だったため、海で採れる石という意味のオーシャンジャスパーという名前が付いていますが、今では海岸近くの地層や内陸でも発見されているため、引き潮時に採掘されるということはありません。
デザインもカラーも多種多様で、芸術性を高める石と言われています。アート作品にぴったりな素材です。
オーシャンジャスパーは多種多様な色をしていますが、緑色が入っていることが多く、魚眼部分がオレンジのものが多いようです。こちらもその通りのオーシャンジャスパーで。鮮やかな緑色とピンク、小さな群れのような細かい模様が夢のような光景を描いています。芸術性を高めると言われているのも、幻想的なイメージを見せるジャスパーが持ち主の想像力や創造性を刺激するのかもしれません。
ジャスパーのような石はキラキラと輝く宝石のような透明感や輝きはありませんが、石の持つ密度の濃さを感じさせます。石そのものが持つエネルギーがギュッと詰まったような、これぞ石という存在感があります。ジャスパーは大地の石と言われていますが、土や大地が様々な地層や地表を持つように、ジャスパーもオーシャンジャスパーを始め実に多彩なデザインとカラーを持つ石でもあります。オーシャンジャスパーは陸だけでなく海の影響も受けており、粒粒した模様が波の水しぶきのようにも見えます。従来のジャスパーよりもほんの少し軽さがあるかもしれません(実際の重さではなく印象です)。
緑色とピンクと言えば、ハートチャクラです。オーシャンジャスパーはペンダントに最適かもしれません。ブラッドストーンを大分穏やかにした感じ。春から初夏にかけてよいと思います。