白と黒のマイカがシルバーの輝きを放つ
マイカインクォーツです。
キラキラと光るクォーツ内部の光は「きらら」とも呼ばれる
雲母の持つ性質のもの。
それが水晶の中に入ることで反射しより輝いて見えます。
背後に白雲母、手前に黒雲母の結晶が重なり合い
とくに黒雲母は中心から花開いたように結晶し
まるで黒いバラのようです。
そして、、、なんといっても水晶の輝き
いたるところに虹が入っているのですが
マイカインクォーツというより、マイカインアイリスクォーツ
と言ってもいいくらいです。
背後には雲母の粉が散らばっており、それもまたキラキラと輝きます。
うっとりするような雲母の世界
滑らかに研磨されカットされています。
鉱物名____Mica in Quartz(雲母入り水晶)
サイズ____26X21X9mm
重さ_____33.5cts./6.7g
石の処理___天然無処理
原産地____ブラジル
雲母はグループ名の総称で、鉱物としては白雲母(モスコバイト)や鱗雲母(レピドライト)、黒雲母(バイオタイト)などがあります。キラキラと光る六角形の結晶が特徴で、完全な劈開性を持ち剥離しそうな薄い板状になっています。花崗岩を始め多くの岩石に入っています。和名ではきら、きららとも呼ばれます。天然石にキラキラとした輝きを与える石で、アクアマリンの結晶と一緒になっているモスコバイトは天使の羽根のようにかわいらしい鉱物です。
クォーツの中に入っていることも多く、キラキラと華やかな輝きを与えます。他の成分と一緒のインクルージョンとして入っていることが多いです。良質なクォーツが発掘されるブラジル産が有名です。
虹入りのクォーツはとてもロマンチックですね。何より石を眺める楽しさがあります。ただきれいなだけではなく、動かすことによって現れる楽しさ。カラーチェンジや虹入りなど表情を変える天然石はこちらの好奇心を刺激します。マイカ入りクォーツはきららとも呼ばれる雲母のラメのような輝きが見どころ。光の反射で銀色に輝くため、硬質な光にも関わらず白黒の雲母の輝きに柔らかさがあるのは劈開質の結晶だからでしょうか。剥離したような薄い板状の結晶にはもろく儚げな雰囲気があり、まるで天使の翼の羽根のような繊細さがあります。まるでふわりと飛んだ翼から落ちた羽根をかき集めたようなこちらのマイカインクォーツ。どこか幻想的な雰囲気があるのは白や黒のマイカが羽根や翼のように見えるからかもしれませんね。
虹は右上に大きなアイリスクォーツのようなものが、センターのトップにバーコード状のボーダーのものが入っています。マイカの集合部分もところどころ入っているように見えるためルース内部から虹やラメの輝きが共演しているかのようです。