ハーキマーダイヤモンドそっくりの両錐水晶
六角錐を両サイドに持ったクリアなクォーツに、オイル(石油・タール)が内包されています。
柱面には水晶の成長線でもある条線(バーコード)も見られます。
極小の子水晶もくっついており、そんな小さなところになんと虹が入っています。
クリアな透明度と黒いオイルのモノクロのコントラスト
水晶の輝きをより一層クールに魅せています。
石油部分は紫外線のブラックライトで蛍光するとのことで、照射してみましたがいかがでしょう?
ミニサイズなのでリングやペンダントなどあらゆるアクセサリーに最適です。
まるで古代の叡智を秘めたような、ダイヤ型のユニークなオイル・イン・クォーツです。
Oil in Quartz(タール入り水晶)
17x10x10mm
10.5cts./2.1g
パキスタン産
クォーツには様々な成分が入っているものが発見されています。水入り水晶はオイル入り水晶など鉱物以外の成分が入った水晶も近年は貴重な水晶として人気があります。オイル入り水晶は黒いタールのものから黄色い成分のものまで水晶の中で発見されていますが、なぜか両錐水晶に入っていることが多いようです。水晶の生成過程に何か関係があるのかもしれません。オイル部分が紫外線で蛍光し、クォーツの透明度も高いです。パキスタン産のものがほとんどです。
天然石が評価されるまで、水晶は何も入っていないクリアなものほど価値があるとされていましたが、近年では水晶の中身を楽しめるという別の価値が生まれています。水晶の中に閉じ込められた成分は地殻変動時代の地質成分なので、水入りの水晶は不老長寿だとか、様々な意味づけもされているようです。
こちらのオイル入り水晶は両サイドに突き出たダイヤモンド型のフォルムが美しく、小さなダイヤモンドに大きなウィンドウが開いているのが面白いです。ウィンドウも六角形の形をしているのですね。まるで古代への叡智の窓が開いているようなワクワクした気持ちにさせてくれます。