ブルガリア産のパイライト入り水晶クラスター。
ブルーグリーンの色合いは、クローライトやガレーナのインクルージョンだそうです。
底面がカットされていますので、直立します。
飾りやすく、見栄えのよいクラスターです。
ブルガリアはクローライト入りの美しいグリーンクォーツが採れる産地。
カルサイト、ヘマタイトなどの干渉もあり、内モンゴルやロシアのダルネゴルスクと似た所があります。
癒しのグリーンのクローライトが入ったグリーンクォーツは、ヒーリングとしても優れたアイテム。
そこに癒しの仲間のカルサイト、ネガティブエネルギーを吸収するヘマタイトやパイライトなどの鉄分が付着しているのでとても高度なヒーリングエネルギーだと思います。
この特徴は私の中でシリウス系のエネルギーとして判断するポイントになっています。
水晶ポイントはほとんどが大きな五角形のダイヤモンドウィンドウをメインファセットを持っています。
ファセットにまでレッジが入ったステップドアカシックラインが見られます。
ブルガリアのグリーンクォーツは、そこだけ別の空気が流れているような清涼感がありますね。
Chrolite & Galena in Quarz with Pyrite(緑泥石、方鉛鉱入り水晶、黄鉄鉱)
61x26x63mm
97g
September mine, Rhodope Mountains, Madan ore field, South East Bulgaria
ブルガリアのマダン鉱山は水晶クラスターの産地で、パイライトと共生した水晶が採れます。すでに閉山されているという噂もあります。カルサイトやパイライトなどと共生し、アーティスティックで幻想的なクラスターが発見されています。
水晶とよく共生するクローライト。緑色や暗緑色のものが多いため、クォーツに青味を加えるのは中々珍しいかもしれません。パイライトやスファレライトなどのメタリックな輝きが華やかさを演出しています。クローライトは水晶ポイントの内部でファントムを形成する成分。水晶内部でイメージを形作る面白い鉱物ともいえます。強力なヒーリング作用があると言われるのは、スピリチュアルなエネルギーに反応する要素があるのかもしれません。
産地としても比較的珍しいブルガリア。珍しい産地の石はこちらの既成概念を覆してくれます。
ブルガリアは内モンゴルやロシアのダルネゴルスクとほぼ同緯度上にあります。この産地のいずれもクォーツにカルサイトが干渉したり、グリーンクォーツだったり、ヘマタイトやパイライトなどの鉄鉱類がクォーツに付着してたり、同じ鉱物の作用による水晶を産出しており、似た特徴を見せています。
そういえば、キューブ状のガレーナに強く魅かれて、
ショップにもお出ししているのですが、ブルガリアでは水晶と一緒にガレーナが採れます。メタリックなビジュアルが個性的であまり動かないのですが、実は一目惚れしてしまってまだ在庫があるのです(笑)。強烈に引き込まれたのも、この石にメタフィジックな何かを感じていたのかもしれません。
シリウス文明はユーラシアにあったとも言われ、シリウスのエネルギーはユーラシア大陸に注がれたようですが、その東端がダルネゴルスクやかつての日本、西端はブルガリアなのかな?とも思います。