ロンドゥ・クォーツ Roundu Quartz パキスタン・ギルギット・バルチスタン州産 54g/ 水晶原石・クリスタル

ロンドゥ・クォーツ Roundu Quartz パキスタン・ギルギット・バルチスタン州産 54g/ 水晶原石・クリスタル

型番 QRZ282PO
SOLD OUT
   
クォーツの中にアンフィボールやクローライトが混入し、独特のカーキ色の渋い味わいを生み出すロンドゥクォーツ。

こちらはファセットがありますが、ポイント形成されておらず、ほぼ原石の水晶ポイントです。

半透明のクォーツの中にアンフィボールのもこもこしたインクルージョンが水中に浮かんでいるように見えます。

ファセットが銀色になっている部分があって、つくづく不思議な所がありますロンドゥクォーツは。
半透明ですがクォーツ自体の輝きは強く、柱面に細かいレッジ(成長線)がよく出ています。

あちこちに虹が見え、インクルージョンが多いですがクォーツの透明度は高いのかもしれません。


今年最大の驚きだったロンドゥクォーツとの出会い。
2021年秋のことです。

水晶というものの成り立ちを考えると、こんなのもありなのか、、、と思わず唸った逸品です。
今年の春に採掘され、秋に入荷し、業者さんの所ではすぐに売り切れてしまった幻の石。

まあそうでしょうね、、、と思います。
こんな石は見たことないですから。
水晶に詳しい人ほど、水晶のことを知っている人ほど驚きなのではないでしょうか。

白い部分は業者によるとサルファーやミルキークォーツとのことです。
他にクローライトやアンフィボールが入っているそうです。

ヒマラヤ山脈は火山帯ではないので、サルファーかどうか確認出来ませんが、太古のプレートテクトニクスで可能性が全くないわけでもないようです。
ちなみに、パキスタン南部には火山があり硫黄もあります。

内包物が多いクォーツは濁りがあって不透明に見えますが、インクルージョンによって明るさで様々な表情を見せます。
水晶の中に絵具を隠しているようなもので、見るたびに印象が変わり、新しい発見があって、いつ見ても見飽きない魅力があります。




Roundu Quartz

71x25x19mm

54g

Stak Nala, Haramosh Mts., Roundu District, Gilgit-Baltistan, Pakistan

DSC_0021_20211215030933f3b.jpg

DSC_0025_202112150309346d9.jpg

DSC_0041_20211215030935bf4.jpg

DSC_0049_2021121503093790a.jpg

DSC_0061_20211215030938c4f.jpg

DSC_0046_202112150309417aa.jpg

DSC_0050_202112150309435fe.jpg

DSC_0029_202112150309440b2.jpg

DSC_0027_202112150313508a7.jpg




2021年春にパキスタンのギルギット・バルチスタン州のRoundu地区で発見されたロンドゥクォーツ。ヒマラヤ山脈の西端のラダック地方で産出された新種の水晶です。業者によると、白いポイント部分はサルファー・イン・クォーツとのことですが、ミルキークォーツとも言われました。スモーキークォーツ、クローライトやアンフィボールなど様々な複合成分の影響が見られる独特の風情を持つ石です。

石のほとんどが鉱物に覆われ不透明で売り物にならないそうですが、その中でも特別な石だけがパキスタンの山奥から遥々日本にやって来ました。そのため流通量は限られており、とても貴重な出会いの石となっています。

きれいに結晶したものは両剣水晶やカテドラル、タントリックツインやエクストラターミネーションなどメタフィジックな成長が見られます。




詳細はブログにも執筆中ですが、別次元の石の登場といった感じです。古さを感じさせる佇まいながら、テクノロジーのようなデジタルなサインはまるで失われた文明のオーパーツのよう。硫黄が入っているとのことですが、ヒマラヤのこの辺りが火山帯だという資料はなく、パキスタンの火山は南の海岸沖にあります。ただ条件的にはかつて火山帯があった可能性はあるようです。

ヒマラヤ山脈はアルプス・ヒマラヤ造山帯によって誕生しました。アルプス山脈の南にはイタリアの火山帯があり、サルファーの名産地です。同じくヒマラヤ山脈の南側にあるパキスタンでかつて火山帯があったとしても条件的にはあり得るのだとか。大陸を押し上げる側の山脈の南側は、火山帯が発生する条件が整っているようです。ちなみに、インドネシアを押し上げるオーストラリアによって、インドネシアは活発な活火山帯が形成されています。

ポイントの白さはアンフィボールのせいもかなとも思いますが、それにしても全体的になぜこのような素晴らしいカーキ色を生み出すことが出来たのか謎です。

美術品のように完璧で、一点のみ干渉の跡がありますが些細なものです。ここまで立派に成長し、表面の成分まで結晶化が進んでいるのを見ると、どこかまだ生きているかのような生々しささえあります。

わびさびや霊魂のような厳かさのある石。両剣は輪廻のような永遠の循環と魂の完全性を象徴しているように思います。


Group

About the shop

神秘家、ナチュラリストの店主が、自然が生み出したユニークな美品を、占星術、芸術、歴史、植物界、鉱物界、動物界、スピリチュアルやオカルト、エンタメ、民間伝承やヒーリングなどなど、メタフィジカルなリーディングを交えてご紹介します。


Shop Open

メール対応:月〜土
発送:月水金

夏季冬季休暇・祝日連休はお休み

海外ヴィンテージ、ハンドメイド雑貨はこちらの姉妹ショップOLD SCHOOL#でどうぞ



;





  
Top >