爽やかな群青色が美しいデュモルチェライト・イン・クォーツの原石。
白いクォーツがちょっと羽根っぽく見えるのがいいですね。
落ち着きと洞察力を促すデュモルチェライトのブルーは、不安な時代によりかけがえのない価値があるように思います。
なぜか魅かれる石、魅力を感じる石に羽根のような形に見えたり、天使を感じるのはなぜでしょう。
私たちの心は本来はもっと軽いもの、鳥のように自由なものだと心のどこかで知っているからかもしれません。
Dumortierite in Quartz
51x44x23mm
47.5g
Bahia, Brazil
ラピスラズリよりも濃い青と言われるデュモルチェライト。原石はラピスラズリのような青い石ですが、クォーツの中で結晶化したものが大変美しく、宝石のような価値があります。上質な物はブラジルやマダガスカルなど産地が限られています。名前は発見者のフランス人科学者デュモルティエから来ているそうですが、もっとシンプルな名前の人に発見して欲しかったですね。
思慮の石と呼ばれ、知能や思考に関して作用する石と言われています。集中力や記憶力など、思考や知能を必要とする力に働きかけます。
思慮の石と呼ばれるデュモルチェライトがクリアなクォーツの中にあると、「内面に誘いかける石」という印象があります。クォーツの中できらめくデュモルチェライトを注意深く覗き込むように、自分の内面や心の奥に意識や気持ちを引き連れて行くのかもしれません。その力はデュモルチェライト単独よりも、覗きこまないと見ることが出来ないデュモルチェライトインクォーツの方が更に強い力を持っているように思います。この石が私たちを魅了してやまないのも、内面へと誘う力が並はずれて強いのでしょう。
今の所デュモルチェライトの産地はブラジルのバイーアしか知らないのですが、バイーアレムリアンの登場からバイーアの石には特別な癒しの力を感じてしまいます。バイーアと一口に言ってもとても広いのですが、ケセラストーンもバイーアのレムリアンの産地と近い所にあって、この辺りに降り注いだエネルギーに一体何があったのだろうと思います。