ブラジルはリオ・グランデ・ド・スール州のアメジスト・クラスター。
ポイントの先にアメジストのファントムが入っている煌びやかクラスター。
虹も入ってて華やかです。
大きなポイントの先がセクターになっていて、リオグランデのアメジストならではという感じ。
オレンジ色の母岩とのコントラストも素敵だと思います。
ファントムアメジストは先端に紫色が集中するため、水晶の透明感や光の反射の輝きが強く、とても華やかに映ります。
レピドクロサイトのようなインクルージョンも見られます。
リオグランデはピンクアメジストやアメジスト・ドームが採れるブラジルの代表的なアメジストの産地。
同じくアメジストの名産地であるウルグアイに隣接する州です。
Amethyst (紫水晶)
70x45x26mm
76g
Arvoreziha mine, Rio Grande do Sul, Brazil
鉱物の形成の過程で水晶が紫色になったものが紫水晶=アメジストです。この紫は天然の放射線の影響だということが近年発見されました。アメジストは水晶系の中でも複雑な構造を持つため、結晶の割れやクラックなどが目立つものが多いですが、それがまた本物のアメジストの証拠でもあります。パープルの色が濃いほど貴重で、熱処理をすると黄色になりアメトリンやシトリンと称して流通していたりします。
古代より多くの宗教で紫は高貴な色として見なされていたため、アメジストも同様に高貴な人々に愛されて来ました。世界各地で産出されますが、良質なものが採れる南米やナミビア産が有名です。
ウルグアイはブラジルの南にある国なのですが、リオ・グランデ・ド・スール州もブラジルの最南端です。この辺りで紫色の濃いアメジストが採れるようです。これだけ濃いアメジストだと、かなり強い自然放射線が生まれる産地なのかもしれません。それだけ地殻活動が盛んだった時代があり、また多種多様な鉱物資源が眠っている可能性があります。地質学的な意味でパワースポットと言えるでしょう。
ブラジルの南岸は世界でも有数の自然放射線量が高い地域で、鉱物の放つ自然放射線がとても強く、鉱物の産出も多いのだと思います。紫色は日常生活ではかなり個性が強い色ですが、鉱物になると不思議と安らぎを与えてくれます。愛の色と言われる紫は、頭頂のチャクラの色であり、思考の詰まりや雑念を除去し感情を安定させてくれる力があるのかもしれません。
ファントムアメジストはより女性らしい柔らかい雰囲気や、女神のような神々しさが生まれるのが不思議です。