ファセットの上の方にまで柱面のレッジが昇るパキスタン産のヒマラヤ水晶
照り照りの手触りと細かいバーコードのようなレッジ
ヒマラヤらしい透明感
パキスタン産ですが、ヒマラヤ山脈の天井のネパールやインド産と変わらない水晶が発掘されます。
柱面の真ん中に縦割れのセンタリングライン
少しカテドラル化しています。
潤いに溢れた水のような輝きと照りです。
セルフヒールドされた剥離面もガラス細工のように見事です。
虹も見えます。
Clear Quartz, Rock Crystal(水晶、クリスタル)
70x41x34mm
123g
Shigar Skardu Pakistan
動画リンク
インド亜大陸がユーラシア大陸にドッキングして生まれたヒマラヤ山脈。その激しい造山活動によって生まれたのがヒマラヤ水晶です。地中の亀裂(ベイン)に染み込んだ石英から生まれる水晶は、小さなポケットが多く、一度にたくさん採れません。ヒマラヤ水晶は様々な形をした個性的な水晶が多いのですが、違うベインからは異なる形の水晶が発掘されるためだとか。そのため、バラエティに富んでいてユニークな形が多いのでしょう。
4月の誕生石は水晶。雪解け水が川に押し寄せ地上の水の勢いが強くなっている季節です。水晶も元気よく存在感を主張し、冬ごもりの日差しから春の温かい日差しに向けてまるで植物のように勢いが増している感じがします。水晶のコレクションにはよい季節だと思います。
自分自身と向き合うことを要求する水晶。鏡のように自分の心を洗い出し、自然と瞑想状態になります。新年度の始まりに自分のスタート地点の確認に。また感情の振れ幅を抑え整わせる作用もあるようです。水晶の持つ共振作用が人の感情エネルギーの乱れに働きかけ、鎮める効果があるのかもしれません。