緑色のインクルージョンが美しい
モスアゲートです。
モスは苔を意味し、その名の通り
まるで苔が入ったようなビジュアルから
モスアゲートと呼ばれています。
アゲート部分の透明度とモス部分の発色の美しさで
このように芸術的な鉱物が生れました。
まるで水中のようにクリアで
なるべくモス以外に余計なインクルージョンがなく
苔のように深い緑色が美しく発色したものを選びました。
こちらのルースはまるで水中の藻が
綱に巻きついたような写実的なデザイン。
半透明のクリアなタイプですが
透明なのでアゲートの成分もよく見えます。
余計なインクルージョンもほとんどない美しいルースです。
両面ともツルツルに磨き上げられてます。
高さ3mmなので薄めのルースです。
どちらが表か裏かわからないほど両面とも美しく
光にかざすと水中の藻を見ているような気分になります。
水滴のようなドロップ型。
水との結びつきを強く連想させます。
鉱物名___MOSS AGATE(苔瑪瑙)
サイズ___34X23X03mm
重さ____24.1cts./4.8g
石の処理__天然非加熱
製造国___インド
アゲート(瑪瑙)は西洋で護符として愛され、また富や健康をもたらすと言う言い伝えがあります。悪霊を祓い強い守護力で有名なオニキスもアゲートの一種です。アゲートには周囲の悪い気を封じ込める力があるのかもしれません。
アゲートは生物や微生物の死骸などの有機体から生成されるものもあり、オパールや石英などの堆積物が鉱物化したものでもあります。その成り立ちから、さまざまな成分の集合体でもあります。モスアゲートはの緑色のインクルージョンは緑泥石や鉄分・マンガンの酸化物です。
アゲートはもともと西洋の農民の間で豊饒を象徴する言い伝えがあります。グリーンのモスアゲートはまさに植物や農作物の守護にぴったりで、ガーデニングや農業に関わる人に人気の高い石だそうです。
まるで水中に浮かぶ藻や苔のようなモスアゲート。一見中国的なイメージですが、なぜか私は西洋のバロック時代の庭園が思い浮びました。こちらのモスアゲートのシンプルで深い緑色が、西洋庭園の整えられた均一の植木の緑によく似た色をしているせいかもしれません。またモスアゲートの藻のように絡み合ったデザインがこの時代の女性たちの巻き毛のヘアスタイルを思い出させたようです。
なぜかとても貴族的な気品に溢れたエネルギーやプライドを感じさせる石。水のような瑪瑙と癒し効果のある緑色の組み合わせはヒーリング効果が期待できます。まるで植物のように心に潤いを与えてくれるでしょう。