キラキラとしたラメが美しいオレンジサンストーンです。
きらびやかなラメが見る者を引き付けて止まない
うっとりするような輝き。
サンストーンは非常に乾燥に弱い石で
乾燥によって発色が薄くなったりラメが消えたりします。
クオリティが安定しない石なのでベースのオレンジのカラーが退色せず
ラメの量も多いサンストーンは貴重です。
こちらはサンストーンにしては大きくルース全面にラメが現れます。
サイドが少し退色している部分があります。
乾燥に気を付けた方がいいでしょう。
鉱物名____Sunstone(日長石)
サイズ____25×16×06mm
重さ_____17.3cts./3g
石の処理___天然無処理
原産地____インド
サンストーンはキラキラとしたラメ成分がアベンチュリン・レッセンスで、別名アベンチュリン・フェルドスパーとも呼ばれています。フェルドスパーは長石のことで、ラブラドライトやムーンストーンがこれに属します。太陽のようにキラキラ光るので、同じ長石のムーンストーンに対してサンストーンと名付けられた比較的新しい流通名でもありますが、もともとギリシャ語で太陽を意味する「ヘリオライト(Heliolite)」とも言われていました。
秋は橙(だいだい)色をした季節なので、サンストーンを出してみましたが、内心サンストーンはお正月っぽい石だなと思っている私です。日本のお正月は雨や曇りになることがほとんどなくて、毎年晴れた日の乾燥した空気の中に塵や埃が日光に反射して空気中でキラキラと輝きます。サンストーンの太陽のようなオレンジ色とラメのキラキラがお正月の華やかな雰囲気とキラキラとした空気管によく似ているような気がするのです。
サンストーンにはどこか祝日のようなめでたいお祝いの雰囲気があります。お正月に限らず冠婚葬祭のようなトラディッショナルな祝い事や人生の節目、ハレの日がよく似合う石です。キラキラのラメはインドの派手なサリーや華やかなメイクを思わせます。そういえば日本では天候が穏やかな秋が一番結婚式が多いシーズンだそうです。インドの結婚式は花嫁はキラキラの衣装を身にまとい大勢の身内や知り合いを招いて何日も華やかに祝います。太陽の石を意味するサンストーンの持つ自己肯定感は、大勢の人に認められ祝われる人生の表舞台に立つよう導いてくれる石かもしれません。