ピーナッツのようなペトリファイドウッド
木が石になったもので珪化木、木化石とも呼ばれます。
もともと海に流れた流木が海底の土砂の中に沈み
虫たちに喰われて穴だらけになったところに
更に微生物など様々な沈殿物に置換され化石化したもの。
ピーナッツのように見えることからピーナッツウッドと呼ばれていますが
ピーナッツとは関係ありません。
木の枝のペトリファイドウッドもそうですが
こちらのピーナッツウッドもとても軽く
中が空洞のような軽さというか響き?があります。
中が空洞だと触ると響いている気がしてしまいます。
こちらはピーナッツウッドの中でも特にピーナッツっぽい色とデザインのルース。
見応えのある大きなサイズが嬉しい一品です。
滑らかに研磨されカットされています。
鉱物名___Petrified wood, Fossil Peanut Wood(珪化木、木化石)
サイズ___37x27x6mm
重さ____43cts./8.6g
石の処理__ナチュラル
原産地___オーストラリア
珪化木(ペトリファイドウッド)は古代に土砂などに埋もれた樹木が長い年月を経て化石化したものです。形はそのままで化石化の過程で置換によって成分が入れ替わり、シリカ(二酸化ケイ素)化して石化しました。石化していますが元は木の組織なので、衝撃には弱いようです。
ピーナッツウッドは西オーストラリアのCarnarvonという港町で発掘されるようです。およそ一億二千年前の化石と推測されています。黒地に黄色や白の大きな斑点を持つのが特徴です。
グラウンディングや気持ちの安定によいと言われる珪化木。現実的な思考をもたらし、ビジネスでの成功をもたらすとも言われています。それは樹木が大地に根を張り、多くの花を咲かせ実を成らすからかもしれません。また、過去との繋がりを蘇らせ、過去の記憶を思い出させるとも言われています。過去への回帰はフォッシルウッドだけでなく、フォッシルシェルなど化石系ならではと言えるでしょう。
どこか楽器のような軽さと響きを持つピーナッツウッドのルース。金属に触れるとカンカンと高い音が響きます。化石系の石は鉱物系のようなギラギラした刺激やアピールの強さがなく、穏やかで落ち着いた色合いと印象を持つち、見ていてホッとする石たちが多いです。多くが一度海中や水中をくぐっているからでしょうか?こちらは特に暖かい色をしていますので、親しみやすくかわいげがありますね。どことなく50年代のオールドアメリカンのような色合いやデザインを思い出します。レトロな風味が懐かしいのかもしれません。