緑色のトレモライトは宝石にもなる鉱物ですが、ヘキサゴナイトは紫色のトレモライトを指します。
アクチノライトのお仲間である角閃石のグループです。
こちらはアメリカ産でNY州が産地です。
柱状の透明な結晶がいくつも入っています。
ジュエリーになるトレモライトはこの柱状の結晶で、こちらは母岩ごと研磨されているのでしょうか。
中にはヘキサゴン(六角形)のような形の結晶も見え、この石の由来がわかります。
角ばった結晶がいくつも入っており、その母岩にもキラキラとした虹があちこちに見られます。
撮影時に帯状の虹のラインが現れ、もしやと思ったら画像でもキャッチしていました。
その後室内光では確認出来なかったので、運が良ければ見えるかもしれませんね。
落ち着いた藤色の中にいくつもの虹の瞬きが見られ、アベンチュリンレッセンスのような輝きです。
滑らかに研磨されきれいにカットされています。
鉱物名___Hexagonite,Tremolite(透閃石)
サイズ___37X16×7mm
重さ____40ct./8g
石の処理__ナチュラル
原産地___ニューヨーク州(アメリカ)
トレモライトは無色や白色、緑色など多種ありますが、その中でもラベンダー色のものがヘキサゴナイトと呼ばれます。原産地のスイスのトレモラ(Tremola)谷が名前の由来です。
トレニラウチがたくさん産出する場所は磁場が強く、エネルギーが高いと言われています。霊性を高めチャネリングや啓示をもたらすと言われています。
神経細胞の再生を促し、脳に関わる器官に作用するそうです。
薄いラベンダーカラーは頭頂チャクラのカラーでもあるため、ヘキサゴナイトのリーディングは身体面では脳や神経など頭部に、精神面ではチャネリングなど霊感に関わるものが言い伝えられています。また六角形という神秘的な図形の特別な名前がついた紫色のトレモライトは、発掘する場所の地場が高いともいわれ、その扱いが別格な感じです。
やはりどことなく気品が漂う石で、虹色のラメのような輝きは珍しくないのですが、帯のように現れた画像には驚きました。電灯の下で何度も試してみたのですが現れず。太陽光でなければ現れないのか、運よくたまたまキャッチ出来ただけなのか。持ち主に対して感度の高い石なのかもしれません。
NYといえばハーキマーダイヤモンドの産地として有名ですが、ハーキマーダイヤモンドも独特の結晶と輝きを持つ石。NYは磁場が高い土地なのでしょうか。トレモライトの由来がヨーロッパの中央に位置するスイス、アルプス山脈の麓であるスイスの谷の固有の地名が付けられたのも、この石が土地の磁力に深く関わっているからかもしれません。
現代の世界をリードする世界一の都市といっても過言ではないNYですから、それだけ人や物を引き付ける特別な磁力があったとしてもわかる気がします。中々すごい石ですね。
こちらのルースはヘキサゴナイトの柱状の結晶に合わせたカットになっていて、とてもヘキサゴナイトらしいと感じました。