鮮やかなブルーとブラックのコントラストが印象的なトロレアイトです。
クォーツの中にブルーのトロレアイトが入っており、天藍石(ラズライト)も含まれています。
とても硬質な石ですが、ドロップ型にカットされ滑らかに研磨されています。
トロレアイトは帯状に入り、他の成分とも混合するので石によって印象が異なります。
まるで夜の闇と青い空が混じり合い、宇宙のような荘厳さを見せるルース。
こちらはぷっくりとしたカットが艶やかに研磨されており、輝きが素晴らしいです。
ケセラストーンのような新しい時代の石という印象です。
まだどんな作用があるのか明らかではないようですが、穏やかなブルーが神秘的です。
北欧のトロール(妖精)の名が付いているのも偶然ではないかもしれません。
鉱物名___TROLLEITE(トロール石)
サイズ___29X23X10mm
重さ____42.7cts./8.5g
石の処理__ナチュラル
原産地___ミナスジェライス州(ブラジル)
ブラジル産のトロレアイトインクォーツは、2011年のツーソンのミネラルショーで初めて公にされた石です。トロレアイトは1868年に原産地のスェーデンの学者によって発見され、その学者の名前が付けられています。天藍石(ラズライト)やソーダライトなどと共生し産出されます。目立った産地はないですが、オーストラリアやルワンダ、ブラジル、また日本の山口県阿武郡の日の丸奈古鉱山でトロレアイトが発見されたのが報告されています。
トロレアイトインクォーツは、クォーツにトロレアイトが混入しているもので、美しいブルーはのトロレアイトとラズライトによるもので、リン酸アルミニウムでもあります。また天藍石(ラズライト)が変化したスコルツァライト(鉄天藍石)とも共生します。尚、クォーツは石英が再結晶した珪岩(クォーツアイト:quartzite)とも言われています。
海外のヒーラーによりますと、トロレアイトは細胞が持つ記憶を顕在化させ意識上に上らせる力があると言われています。魂が持つ目的や限りない可能性、前進するために必要な知識をもたらします。発表された2011年はエポックメイキングな年。新しい時代の地球の変化を象徴しているような石かもしれません。
トロレアイトは、恐れや痛みをリリースし、美へと昇華させる力があると解釈されています。まだまだ珍しい石で流通量もほとんどなく、あまり情報がありません。トロレアイトインクォーツとして流通していますが、クォーツ(石英)が再結晶したクォーツアイトという説もあります。クォーツに比べるとかなり鈍い色をしていますので、珪岩なのかもしれません。
不思議な魅力を持つ石でインクルージョンであるトロレアイトの模様はざらざらした感じなのに、石自体はクォーツなのでとても見事に研磨されツルッツルです。硬度も水晶とほぼ同じで、非常に強固です。デュモルチェライトやジェムシリカのような、新しい時代の石なのかもしれません。これからの時代のヒーリングストーンとしてお役目を担っているのかもしれません。