花園のような愛らしいルース。
とっても春っぽいパステルカラーですが、葉が色づき始めるこの季節にもお似合いかなと思います。
こんな風に三色の軽やかな色が入っているガーデンは珍しく
水晶の透明度も高いためとてもきれいに見えます。
内部の結晶がキラキラと光り、まるで羽毛のように白く輝いています。
表面右下の結晶は、内部で小さな貫入水晶になっていますが、貫入(クォーツ・イン・クォーツ)なのか
負晶(ネガティブ・クォーツ)なのかよくわからないです。
(ネガティブ・クォーツの場合は空洞のようです)
ガーデンのカラーも素晴らしく、クォーツ内部もオマケがあります。
ぜひ新しい発見をお楽しみください。
Garden Quartz, Lodolite(庭園水晶、ロードライト)
31x17x9mm
32.5cts./6.5g
ブラジル産
ガーデンクォーツは主にクロライト(緑泥石)を含むクォーツ(水晶)です。流通名で海外ではLodolite(ロードライト)とも呼ばれます。「lodo」はスペイン語で「泥」を意味することに由来すると言われます。この名の通り、ほとんどのガーデンクォーツのインクルージョンはクロライトの鈍い色をしたものが多く、それが庭園の風景のように見えることから「庭園水晶」「庭水晶」と呼ばれるようになりました。ルチルやレムリアンシードなど個性的なクォーツを産出するブラジルやタイやミャンマーでも良質なガーデンクォーツが産出されています。
霊的パワーと強め、ヒーリング能力を高めると言われています。またルチルクォーツと並んで金運や商売運を向上させると中国では信じられているため、特に中国で人気が高い石でもあります。ルチルと同様、インクルージョンが多いほど価値が高くなります。
ガーデンクォーツの中には水晶の透明度と屈折度が高くまるで水中のように内部が歪んで見えるものを「シャーマニックドリームクリスタル」と呼ばれています。ガーデンクォーツの不思議な魅力は人の霊的な部分にも働きかけるものがあるのかもしれません。
水晶の中に広がる鉱物の世界。ガーデンクォーツは水晶を通して鉱物のにぎやかな世界を私たちに映し出してくれます。様々な成分が共存し一つの景色を作り上げる。水晶の中にあるからこそ、水晶を通してその響きを伝えてくれるのでしょう。まるで水の中で棲息しているような鉱物たちの景色は竜宮城のように華やかで生き生きとした生命力にあふれています。ガーデンクォーツの癒しの力は鉱物の魅力を水晶がより強く響かせるからかもしれません。
ガーデンクォーツは冬春のイメージがあって、暑い季節にはあまり出したくないのですが(笑)、木々が芽吹き花が咲いたようなガーデンクォーツは始まりのイメージもあるのかもしれません。10月から10%という増税が始まり、一つの区切り、次の時代の始まりの地点に来ています。経済に大きな影響を与えるのは必至で、それによってまた人々の意識も変わって行くでしょう。
貫入水晶をセレクトすることはなかったのですが、たまたま入荷したガーデンクォーツにクラスターの貫入を見つけて以来、ガーデンクォーツの貫入水晶が大好きになりました(笑)まるで花園の中に宝石を見つけるような楽しさ。また、貫入水晶は水晶二つ分が一つのルースやポイントに入っていますので、とてもパワフルだと思います。「インナーチャイルド・クオーツ」「マニフェステーション・クォーツ」「ネガティブ・クォーツ」など呼び名や性質も違うようですが、入荷した後に気が付いたら貫入だったということがよくあります。