2020年ツーソン入荷のコロンビア産。
今年はコロンビア水晶で不思議なクォーツがたくさん採れたようで、業者さんも驚いていました。
こちらもその一つで、出会った瞬間に「三位一体!」という言葉が浮かび、不思議と引き寄せられました。
サクリファイスや三位一体など、キリスト教のイメージが浮かぶコロンビア産。
純度の高いコロンビアンレムリアンやセンティエントプラズマクリスタルでなくても、神秘的なクォーツが発掘されています。
三本のクォーツがくっついているクラスターなのですが、ダブルターミネーションで、お尻の方は先端が複数あるETクリスタルになっています(Extra-Termination Crystal)。
撮り忘れてしまいましたが、ET部分にはレコードキーパーというより三菱状の成長丘がびっしり。
母体のポイントの先端部分も食い込みがあったり、削れがあったり、変化があるので、カテトラルになろうとしたのかもしれません。
そしてポイント間には貫入によるブリッジがロケットのような母体のポイントとエンジンのような子ポイントを繋げています。
まるで発射寸前のロケットみたいですよね...
まるでこれから宇宙に飛び立とうとしているかのようです。
バーナクルもあります。
母体の水晶内部には、ファーデンクォーツのような中心に真っ直ぐ伸びる糸のような白い線があります。
もやもやっとしたものも入っていて、クォーツによってはエンジェルブレッシングやブルースモーククォーツのようになるのかなと思います。
子ポイントの方にリモナイトのような黄色い成分が入っていますので、全体に黄色く反射しています。
コロンビア産ならではの透明度と照り。虹も健在です。
Crystal, Clear Quartz, Rock Crystal(水晶、クリスタル)
118x32x32mm
140g
Santander, Colombia
コロンビアのムゾーで採れるコロンビアン・レムリアン。原産地のムゾー鉱山はアンデス山脈の東の山脈(オリエンタル山脈)にあり、エメラルドやコロンビアレムリアン、パスウェイクォーツを産出するこの一帯には、シャーマニックな信仰を持つムイスカ族が独自の文化を築いていました。より純度の高いと言われるセンティエント・プラズマクリスタルは、ムゾー鉱山のさらに標高の高いエリアで採掘されるそうです。
サンタンデール県は、ムゾーのあるボヤカ県のすぐ北にあります。南北にオリエンタル山脈が貫き、コロンビアレムリアンのような純度の高いハイクラスな水晶が採れるようです。
南米北部、アンデス山脈の北と東にあるペルーやコロンビアにも引かれるものがあります。センティエント・プラズマクリスタルに「シリウス・グリッド」が組まれているように、この辺りもシリウスのサインがあるのかもしれません。
サクリファイスや三位一体など、こんなに宗教的なイメージが浮かぶ水晶の産地も珍しいと思います。今回の入荷は他にもクリスタルの教科書に載りそうな水晶がたくさんありました。ジュディ・ホールさんの『クリスタル・バイブル』とよく見比べたものです。この本に載っている珍しい水晶が本当にあるのだとワクワクしました。
こういう石がいつ形成されたのか気になる所です。遠い昔かもしれないし、案外最近のことかもしれない。人工水晶も一週間で立派な形になりますから、状況や環境次第で一気に出来上がることもあるんじゃないかと思います。コロンビアは数年前から超常現象の目撃情報が多いのです。
何より今こういうメタフィジカルな水晶が地上に現れ、日本にやって来ているということ。ロケットのように宙を飛ぶクリスタルのイメージは、大きな飛躍や解放を示唆するようなメッセージです。
三位一体は「父と子と聖霊」を意味します。なぜこの三者なのか謎とされています。3は明るさや発展のある数字で、黄色い成分が入って明るくなっているこの水晶らしいなと思います。