ファントム・クォーツのミニクラスターです。
ホワイト・ファントムのシャーマンダウ。
オールドレムリアンのような素朴な風合いと質感。
内側に積もった白いファントム。
とても精神性が高い石で、シャーマンダウが特別な石であることが頷けます。
後から気づいたのですが、サーモグラフィーのような大きな虹も出る美しい水晶。
女性的な雰囲気もありますが、どこか修道女や司祭のような宗教性があります。
さすが「シャーマン」ですね!
武士のような精錬さも。
こんなに形を整えて、しかもファントムが形成されるような規則的な成長は、どこか自らを律しているような潔癖さがあって。
セルフスタンディングや自律というキーワードが浮かびます。
正面のお尻には階段状のキーが入ってて、親指がハマります。
何かを問いかけて来るようなシャーマンダウです。
Phantome Quartz Crystal
61x21x19mm
42g
Cristalina, Goias, Brazil
アクリル板付
水晶が成長していく過程で、地殻変動などの外的要因で一時的に成長が止まり、その上に粒子のようなクローライトやヘマタイト、気泡や水などが付着し、再度成長を始めたためクリアな水晶の内部で成長途中の面影が残っているのがファントムクォーツです。ゴーストクォーツとも呼ばれます。どちらも水晶の中で幻影が浮かび上がっているように見えることから名づけられました。
一度止まったものが再び成長を始める、またその過程が記録され見ることが出来るため、スピリチュアル的な意味を与えられることが多いクォーツです。
シャーマンダウは、さらに七角形のファセットと三角形のファセットが交互に見られるダウ・クリスタルにファントムが入ったもの。ダウ・クリスタルはチャネリング・クリスタルとも言われますが、水晶の最も美しい形と言われ、ジェイアン・ダウ史によって命名されました。
J・ダウ先生は私が敬愛するストーン・リーダーであり今は亡きヒーラーで、あまりピンと来ない石の解説書が多いのですが、ダウ先生だけはとても共感しました。ですが、シャーマンダウのマイコレを一つも持っていないので、こちらを手放すのに随分時間がかかりましたが(2019年年末の入荷)、今でも手放してよいのだろうか...と感じています。
とくにこのホワイトファントムのシャーマンダウは、まるでダウ先生のように敬虔さのあるクォーツで、強いスピリッツを感じます。
画像では少しわかりにくいですが、表面は年季の入った古びた感じですが、中はとっても透明で一面に虹が出るほどです。そのギャップがレムリアンやシャーマンダウの魅力の深さなのかなと思います。
産地はゴイアス州で、ミナスジェライス州の西隣の州境にあります。