ラピスラズリの原石です。
観賞や保管しやすいプレート(スラブ)型になってます。
ラピス・ブルーが鮮やかで
パイライトのゴールドは散りばめられたように入っています。
ウルトラマリンの顔料にもなるラピスラズリの原石
青一色でない所がまた魅力です
こちらはパイライトよりも雲母のようなシルバーのキラキラが目立ちます。
星空の絵画のような景色
スラブ型の原石は石を絵画のように見立ててくれます。
石の内部が切り取られ、二次元となって表されるため
その石の本質がよりわかりやすくなっています。
鉱物名___Lapis lazuri
サイズ___48x44x5mm
重さ____23.4g
石の処理__ナチュラル
原産地___アフガニスタン
ラピスラズリといえば青い石の代名詞みたいな石で、多くの伝説や物語に神秘的なアイテムとして登場します。古代エジプトの王家の墓からは、ターコイズ同様ラピスラズリのたくさんの装飾品が発見されており、その高貴なブルーは王族たちの権力の象徴でもありました。また顔料としても古くから利用され、フェルメールの絵画『青いターバンの少女の』のあの鮮やかなブルーはラピスラズリを原料としています。
とても鮮やかな目の覚めるようなブルーの中に、パイライトのゴールドがさらに華やかさを際立てます。石灰岩の中で生成されるため、原石には石灰質の灰色や白い成分が表れています。
日本でも昔から「瑠璃石」と呼ばれ、水晶と並んで「幸運を呼ぶ石」と認められていたそうです。
常々ルースや平らな原石は絵画のよう、立体的な鉱物は彫刻のように感じています。二次元と三次元は表現の違いでしかなく、二次元のアニメや漫画を好む人もいれば、実写の映画や舞台を好む人がいるように、石の楽しみ方も二次元の表現方法が好きな人と三次元を好む人の違いでしかないと思います。平らになった原石は石の内部が切り出され、石の内部のエネルギーがよくわかります。描かれているラインや表現はその石の個性そのもので、眺めているだけで優れた絵画を観ているような気分になります。特にラピスラズリは古くから巨匠たちの作品にも使用されており、絵画の素材でもあるため、星空や宇宙を描いた抽象画のように見えてしまいます。