アストロフィライトやヌーマイトとして流通されていることが多い
アルベゾナイトのスフィア、ボールです。
どれもロシアのコラ半島を原産地とし共生することもあるため
混同されることが多いようです。
こちらもアストロフィライトとして入荷しましたが
当店の判断でアルベゾナイトと致しました。
アルベゾナイトの青い鳥の羽根のような輝きを
ドラマチックに見せるためきれいな球体に研磨されています。
影絵のように現れる羽根の結晶は全体に現れるのではなく
半分から三分の一くらいですが
暗い闇のような石の中から青く光る流星のような瞬きが現れるとき
その美しさにハッとします。
室内光で撮影した方が結晶がはっきりと表れるようです。
砲丸のようにとても重いです。
鉱物名___Arfvedsonite(アルベゾン閃石)
サイズ___59×59×59mm
重さ____334g
原産地___内モンゴル
・レターパックプラス、ゆうパック
ユーディアライトを始め豊かな鉱物資源の産地でもあるロシア・コラ半島。アルベゾナイトの産地でもありますが、他にグリーンランドや北米、内モンゴルなど寒い地方で比較的幅広く産出されます。国内ではアストロフィライトやヌーマイトと混同されることが多いそうですが、海外ではアルベゾナイトとして同定されています。
1923年に発見され、リチウムの発見者でもあるスウェーデン人の化学者アルベゾンに因んで名づけられました。
塊状で産出されますが、良好な結晶を見せることはとても稀な鉱物です。
きれいな結晶が希少であるため、こちらのように大きなサイズで結晶を際立たせるようにカットされたスフィアはアルベゾナイトを鑑賞するにはベストかもしれません。大理石のように黒光りする姿も圧巻で、砲丸玉のように重く迫力のある一品です。
黒い石なのでとても地味な石なのですが、黒い石の中に青く光る結晶を内包するため、海外では他の黒い鉱物同様スピリチュアル的な見方もされているようです。濡れたカラスの羽根のように黒光りするため、霊的な力を信じる人も多いのかもしれません。魔術的なイメージがありますね。